蝦夷採集旅行から、戻りました。
清々しい快晴には恵まれませんでしたが、思う存分公園めぐりもできて大充実!の旅となりました。
滞在中はほぼ雨〜曇りの予報だったので、一眼レフは持っていかず
携帯写真ばかりですみませんー。
キノコもにょきにょきしてました。
美しいテングダケ、誰が齧ったのでしょうか。
実りを迎えた公園では、エゾリスが忙しそうに駆けまわっていました。
毛色は換毛前の夏毛で茶色。
木から木に渡りクルミを齧ったり、地面に穴を掘ったり、キビキビ忙しそう。
うちの実家の近くの森林公園でも運がよければ時々見られるのですが
やっぱりいつ見てもあのフサフサの尻尾はカワイイなあ。
冬場の耳毛が伸びた姿がこれまたカワイイのです。
北海道の自然をテーマにした写真雑誌『faura 10号』の表紙は
冬バージョンのエゾリス!(注文しました。届くのがたのしみ)
公園の足下には、松ぼっくりの鱗片がたくさん落ちていて、
よーく見回すと、今回の旅のお目当てのひとつである森のエビフライが
ゴロゴロ転がっていました。
ドイツトウヒの松ぼっくり(球果)のタネはよほど美味しくて食べごたえあるのでしょうか。
公園にはいろいろなマツの木が植えられていますが、確認できたエビフライは
ドイツトウヒとカラマツのみでした。
地面に下りては、あちこちに穴を掘っているエゾリス君。
クルミの貯蔵シーン!と思い、いくつか確認してみたけど、なぜかどれも空っぽ。
ううむ。エゾリスの生態が気になってきたぞ。
エビフライだけじゃなく、クルミの食痕もカワイイです。
今回はじめてクルミの殻を齧っている「ギ、ギ、ギ、ギ、ギ…」という不思議な音を
確認したのですが、一度聞いたら姿は見えなくても「あ、エゾリスがいる」って
わかるようになります。
音のするほうを見上げれば、葉がカサコソ揺れて、あのフサフサのかわいい尻尾がすぐに目に入ってきます。
こちらは、北海道神宮で見つけた謎のどんぐり箱。
冬眠しないエゾリスの冬場の食料?
境内でも、エゾリスが「ギ、ギ、ギ、ギ…」とやっていました。
犬かと思ったらキタキツネがひょこひょこ通り過ぎたり。
都会の真ん中でこんなに野生動物が見られるのはさすがだなあと思いました。
北の森に棲む動物を感じながらキノコを愛でつつドングリやエビフライを拾う秋の一日。
極上のたのしみとはこの事かもしれない…
一度離れたからこそ、北海道の自然は宝だと思い知るのでした。