2011年12月31日土曜日

良いお年をお迎えください。


























2011年も残りわずかになりました。
今年もポケタコを通じていろいろな方に出会うことができ
感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
東日本大震災、そして個人的には引っ越しと心休まらない日々が続き
いろいろ考えさせられた2011年でありましたが、深刻になりすぎず
前向きに、誠実に、日々生活していくのが大事だなあとしみじみ思うのであります。

さて、今日はお天気もよく、大掃除もほぼ済んだので(窓が異常に多い家で大変!)
うま煮とお雑煮と天ぷらの下ごしらえでもします。
うちはおせちはみんなあまり好きじゃないので、楽でよいです。





1月4日まですべての業務をお休みさせていただきます。
注文等は通常通り受付いたしますが、
返答や商品の発送は5日以降とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

それではみなさま、よいお年をお迎えください。

2011年12月28日水曜日

2度目の冬。























フグにとって2度目の冬。
ストーブのない部屋は激寒で、しばらくすると耳の先や肉球がひんやりしてきます。

庭には毎日いろんな猫がやってきます。
通い猫ゴマちゃんは最近お友達を連れてくるようになり(似た柄の子や毛の長い子など)
ますます庭が気になる今日この頃。
ゴマちゃんはフグの姿をみると窓越しに飛びかかったりして少々攻撃的な面もありますが
ネコ社会を知らないフグにとってはいい刺激になってます。

黒いと顔についた埃が目立ちますね。

2011年12月24日土曜日

2011年12月23日金曜日

クリスマスオーナメント。






















今年はクリスマスツリーを飾ったり、ヘクセンハウス(魔女の家)を
作ったりする余裕がなかったので、クリスマスにまつわる本や
ヴィンテージのオーナメントを買いためることで欲求不満を解消。
手吹きのオーナメントは壊れやすいはかなさと
いびつでちょっぴり野暮ったいところが魅力。
オーナメントをひとつひとつ丁寧に収められる標本函風なハコもよい感じ。

クリスマスツリーが飾られるようになったのは今から約500年前、
アルザス北東部が発祥の地といわれているそうです。
17世紀頃まではクリスマスツリーに飾るものはリンゴやパンなど
食べられるものだけだったそう。
18世紀に入ると砂糖菓子や天使、ロウソク(どれも当時では高価なもの)などが飾られ
19世紀に入り工業化が進むようになると中流階級にもクリスマスツリーを飾る習慣が浸透し
それまでツリーの下に置いてあったプレゼントを模したもの、
厚紙でつくった模型などが飾られるようになったそうです。























ガラス玉のオーナメントはガラスの材料が採れるドイツのチューリンゲンの森にある
小さな町ラウシャで生まれました。(義眼発祥の地でもあります)

背負子にガラス玉を積んで市場まで運ぶラウシャのおばあちゃん
ガラスは軽いとはいえ、逞しい。
子どももガラス工場で働いたそうです。























ドングリや松ぼっくりなどオーナメントは、
五穀豊穣を願う意味も込められているそう。
やっぱりドングリスマス。

2011年12月21日水曜日

異形のものたち アルプスの森の人。























 ANAの飛行機に乗るたびにひそかにたのしみにしているのが機内誌『翼の王国』。
先日の東京行きでひさびさに読みました。

ぱらぱらページをめくっていて目に飛び込んできたのは
木の枝や葉っぱで身を包むなにやら怪しげな人たち。
ぬわーなんじゃこりゃあああーー!!森おじさん??西洋なまはげ??
ひとり、飛行機の中で大興奮。


場所はスイス・アルプスの山間にあるウルネッシュという小さな村。
古い年の悪霊を追い払い、新しい年の福を招くという年越しの祭り
「シルベスタークロイゼ」では、風変わりな衣装や仮面、
被りものを纏った男たちが鈴を鳴らしヨーデルを歌いながら
村を練り歩くという。









































































森で拾い集めてきた木の枝や葉っぱ、木の実を使い、1年がかりで作り上げる。
大晦日を心待ちにしながら1年を過ごしているのだ。























巨大な鈴は魔除けの意味があるらしい。
シッポがカワイイ。























 「森の人」にはダンディなものと荒々しいものの2つの種類があるそう。


























 もともと「森の人」だけ存在したが、村が繊維業で潤うと「美しい人」が加わる。
「美しい人」の被りものは電飾でぴかぴか光ったり、人形やジオラマが乗っていたり
こちらもかなり手が込んでいる。


























被りもの大きさに圧倒されます。
カウベルや丸い鈴もかなりの重さ。(丸い鈴12個で20キロ!)
スカートはいてるけど、男の人です。


「美しい人」もすてきだけど、、、
わたしの好みは、やはり「森の人」。

毎夜、猫フグとなまはげごっこをしているのですが
(かわええ子はいねが〜と恐ろしげな声で追いかけまわす)
衣装もこんなふうに凝ったものでやりたいものです。

























アルプスの森の人が掲載されている『翼の王国』が1冊余分にあるので、
欲しい方にお送りいたします!
(テイクフリーの機内誌なので中古本ということをご了承ください)

メールにてご連絡ください。→締め切りました!




シルベスタークロイゼの動画はコチラ。


2011年12月19日月曜日

恵文社さんアンフェールにて。

恵文社 アンフェールミニフェアコーナーにて
月兎社のクリスマス&冬の愉しみ』が始まっております。

LAVVOからはどんぐりペンシル、ドングリ標本函、ドングリ編み針など
ドングリスマス気分高まるアイテムを出させていただきました。

月兎社さんセレクトのクリスマスオーナメントもかわいいですよ。

クリスマスや年末を迎える準備になにかと忙しい12月ですが
お部屋にあるとちょっと嬉しくなるアイテムを見つけに
ぜひ、お出かけください。






















 エゾリス(房耳です)の森ミトンは、エゾリスの好物のオニグルミ、ドングリ
松ぼっくり(通称 森のエビフライ、種をとったあとこういうかたちになる)
オンコの実をモチーフにいれています。

2011年12月15日木曜日

東京にいってきます。
























明日から東京にいってきます!
土曜日は『北極海とイヌイットの壁かけ』展にもいってきます。講演会もたのしみ!
Twitterで時々つぶやきますので、たまにのぞいてみてくださいね。
メールの返信は帰宅後になりますので
ご迷惑おかけいたしますがどうぞよろしくお願いいたします。

2011年12月14日水曜日

クリスマスに贈りたい絵本『もじゃもじゃペーター』





1844年、クリスマスの一週間ほど前、医者のハインリッヒ・ホフマン
(Heinrich Hoffmann 1809-1894 ドイツ)は
3歳の息子に贈りたい絵本を本屋でみつけることができず、
かわりに1冊にノートを買い、自分で絵を描き詩をそえて絵本をつくりました。
息子は大喜びし、その後友人の勧めで出版したところたちまち人気となり版を重ね
各国語に訳され大成功を収めました。

これは「3歳から6歳の子どものためのおもしろい話とおかしな絵」と副題をうった絵本
『もじゃもじゃペーター』が生まれた有名なエピソードです。

もともと診療時にむずがる子をなだめるために話をしたり絵を描いたりするのが
得意だったそう。

『もじゃもじゃペーター』はすべてのお話が毒入り。
「とてもかなしい ひあそびのおはなし」とか「ゆびしゃぶりこぞうのおはなし」とか
残虐ではあるのですが、どこかちょっと笑えてしまうというか。
悪いことするとこうなるんだよと真面目な顔でオモシロ恐ろしい絵で諭す。
いつの時代も、子どもってこういう突飛で不条理でコワイお話が好きなんだなあ。


お話だけじゃなく、絵もすごく惹かれます。
いかにもドイツ人が描きましたという生真面目さと繊細さが。
緻密なんだけどどこかゆるい、どこかヘタウマっぽくもある
絶妙なタッチの絵がなんともいえない魅力を放っています。

情操教育を念頭に描かれた絵本ですが、子どもだけではなく、大人も魅了されてしまう
すてきな絵本です。


フラクトゥール(亀の子文字…なんて読みにくい)が美しい、1956年発行のヴィンテージ本。
小さめの本で(文庫本よりちょっと大きい)、紙の手触りもよし。
挿絵はホフマン自身が描いたものを再現しているようです。
何度眺めても美しい本。



 






















































































































和訳もいろいろ出ています。
(絵が微妙に違います)


























こちらはクリスマスをテーマにした絵本『くるみ割り王とあわれなラインホルト』。
貧しい子や病気の子にもクリスマスのワクワクする喜びを与えてくれる
心あたたまるお話です。

テーブルの上に飾られたクリスマスツリーにはキャンドルが灯され
ツリーの足下にはさまざまな贈り物が並べられており
19世紀中頃の飾り方が垣間みれます。
質素な生活に堅牢なストーブが目を引きます。
猫にはミルク、ネズミにはお菓子が。


























ホフマンが生まれ育ったフランクフルトにあるシュトルッヴェルペーター博物館
顔ハメ看板も。

2011年12月12日月曜日

ドングリスマス。





















帽子とると風がぴゅうぴゅう寒いなあ…






















なかなか更新できず、すみません。
(いろいろアップしたいものあるのですが、、、
それをやってしまうと納品がどんどん遅れるような気がして手がつけられません)

ドングリスマスモードでせっせと作っております。
どんぐりペンシルをご注文いただいております皆さま、
来週には順次発送いたしますので、しばしお待ちくださいませ。
お友達へのプレゼントへにも選んでくださる方がたくさんいらして
嬉しい限りです。ありがとうございます!!

 発送の後は標本函にとりかかります。
ドングリと格闘しながらのクリスマスになりそうです。

2011年12月6日火曜日

ドングリ標本函。


今年の標本函は外国種の
ドングリが2つも
増えましたよーー

ひとつはウォーターオーク。
扁平型でかなり特徴的です。

一見ピンオークと
似ているのですが
帽子をとったピンオークは
丸みを帯びているのに対し、
ウォーターオークは帽子と接
している部分が極端に平ら。

手前3つがウォーターオークです。


























葉っぱはこんなにも違います。

左の羽状の切れ込みがあるほうがピンオーク、
右のアヒルの足っぽいのがウォーターオーク。

ドングリは葉っぱも趣があるんですよね。























もうひとつのドングリはクリクリヘアーのバーオーク。
かなり大型です。

今年の函は紙製で、古いオークの博物画プリントをバッグに
いろいろなドングリが並びます。


16日から恵文社アンフェールミニフェアコーナーで始まる
「月兎社のクリスマス」にも並びますので、よろしくお願いします。

そして、LAVVO web shopでの販売もありますので、
日程など決まり次第、またお知らせしますね。

16〜18日に東京に行くので、ちょっと予定組み立て中です。
ああ、12月だけあと一週間長かったらいいのに…

2011年12月2日金曜日

通い猫、ゴマちゃん。


1ヶ月前くらいからうちの庭に
通うようになった猫さん。
はじめは少し警戒してたけど、
声をかけたらすぐにスリスリ
してくるようになった。
首輪をつけているので飼い猫のよう。
ゴマのような斑模様があるので
ゴマちゃんと呼ぶことにした。

フグと網戸越しにご対面させたら、
フグは「シャーッ」と威嚇しながら
後ずさり、ゴマちゃんは犬の遠吠え
みたいなおもしろい鳴き声を披露。
そして過呼吸気味に。























窓を開けたら…























遠慮なくはいってきた。






















ソファで爪研ぎした後は台所を物色。
この堂々っぷり。






















ずいぶんリラックスしてますが

























うろんな客が我が物顔であたしの安住の住処を…
かたまってじっと観察する箱入り娘フグ。























小春日和の日はお気に入りのキャットニップの上でどかっと座りまどろむ。
(レンガ倒してるし)
























抱っこされるのが好きで、フガフガ喉というか鼻?を鳴らしながらよろこぶゴマちゃん。

雨の日も毎日通ってくる。しかも1日に4〜5回。
どこに戻っていくか尾行を試みるも、いつも見失って失敗に終わってしまう。
近所のひとに訊いても、どこの猫か知らないそう。
(うちの近所はちょっとした猫地帯。実はゴマちゃん以外の猫さんもいろいろくる)

ゴマちゃんのほんとの名前、なんていうんだろう。 
朝は6時過ぎにはきてるし、夜中12時過ぎてもくることもあるし、
(首輪の鈴がチリチリ鳴るのでわかる)
かなり自由気ままな生活を送っている模様。
首輪なんかしてるけど、実は今は野良猫でいろんな家を渡り歩いているとか…

猫がくる庭、ちょっと嬉しい。




通過。

































2011年12月1日木曜日

納品のオシラセ。























王冠の針山(大)、追加分準備できました。
今までのものより、かなり大きく存在感あります。
真ん中のものが前回まで納品したもの、一番右が今回納品するものです。

アンティークレースのストックがなくなってしまったので
今回は制作できる数が少なくなってしまいましたが
また材料が揃いしだい制作する予定です。

近日中に倉敷意匠さんのオンラインショップで購入することができますので
またチェックしてみてくださいね。



生活工房さんにもイヌイットの雪めがねミトンとドングリ編み針を送りました。
イベント開催時の展示も残すところ2日です。
次回は12月4日(日)のイヌイットの映像上映会&ヨーヨーづくりです。
先着40名とのことですが、もしかしてまだ余裕があるかもしれないので
気になる方は問い合わせてみてくださいね。
ヨーヨー遊び、日本のヨーヨーとはまったくやり方が違うのでオモシロイですよ〜

2011年11月25日金曜日

夢のような生活。





















冬はストーブの前に限るのう。(こたつがない家です)























今日はご飯とトイレ以外ずっとここにいたな。























ああ、極楽極楽。






















マンション生活が長かったので古い家の寒さが身にしみる、今日この頃。
アラジンだけでは心細いなあ、で、こたつも検討したけれど、
物をあまり増やしたくないしどうしようと悩んだ末、
2台目のストーブを購入することに。(こたつよりは場所をとらないということで)

またあらためて、ご紹介します。
昨日届いたのですが、古いストーブなので臭いがすごく…
芯の交換が必要なようです。でもデザインと暖かさは文句なし、最高に素敵です。

猫って臭覚がすごい発達してるはずなのに、
ストーブの消したときの臭いはとくに嫌がる様子もなく…ふしぎ。