2012年12月27日木曜日

ありがとうございました。





























At Home Christmas展、足を運んでくださいました皆さま
ありがとうございました。

短い滞在でしたが、お客さまともゆっくりお話ができ、
また、いつも展覧会のたびに駆けつけてくれる京都と大阪の友人たちとも
ゆっくり近況報告ができたりで、ほんとうに心温まる2日間でした。

伝統的なクリスマスに激しく興味を持ったのが去年、
(日本中がふかい闇に包まれた2011年、ある意味現実逃避だったのかもしれない)
それをいちど何かのかたちでお見せしたい!とずっと考えておりました。
手編みのニット小物や手作りのオーナメント、古い時代に作られた異国のものなど
昔ながらの素朴なクリスマスの雰囲気を伝えられたらいいなと。

個人的に猛烈にご紹介したかった
チェコのパン細工オーナメントを並べることができたのも
大きな喜びのひとつでした。

制作もモノを集めるのも、準備はいろいろ大変なこともありますが
やはりたくさんのひとと繋がっていると実感できることはこの上ない悦びであります。
細胞がぷちぷち目覚めていく感じ。

Kitさん、かわいいアイシングクッキーを用意してくれたつばめさんには
大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。


2012年も残りわずかとなりました。
皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。








気に入ってるそうです。


忍法、裏表わかんないの術。





























おやすみヒゲマスク。


2012年12月25日火曜日

新しいお取り扱い店。

師走も押しせまり、あれもこれも年内に終わらせたいものが次々と沸いてきて
なんとなく落ち着かない日々が続いております。
12月の月だけ1週間増えればいいのに・・(苦手な2月は減らしてもらって)
と毎年思うのはわたしだけでしょうか。

そんな慌ただしい季節ですが、嬉しいオシラセです。

Northland」の新しいお取り扱い店が増えました。
以前より大変お世話になっています東京の古書玉椿さん
そして宮崎のカオスさんです。

新しいご縁ができ、また来年への活力をいただきました。
お近くの方はぜひ遊びに行ってみてくださいね。
素敵な本や雑貨に出会えますように。


京都Kitさんでの『At Home Christmas』展は明日までおこなっておりますので
こちらもぜひ。



2012年12月24日月曜日

鯉とくるみとクランプス。























チェコのパン細工オーナメントと出会ってから
やはり気になるのは、チェコの伝統的なクリスマスはどんなものなのか、ということ。
宗教色が薄く、いろんな国の文化を取り入れるのが得意な日本人からすると
古くからの伝統をかたくなに守るヨーロッパのクリスマスというものは
とても興味深いものです。

チェコのクリスマスに欠かせないものといえば、鯉なのだそうです。
市場で生きた鯉を買ってきて(かなり大きい)
身はフライにし、内蔵はスープにするのだそう。
宗教上、クリスマスには肉ではなく魚を食べてきた歴史があり
海のないチェコでは鯉をたくさん養殖しており、クリスマスには
どこの家庭でも鯉料理を食べるのだそうです。
(鯉のウロコをお財布にいれておくとお金がはいってくるという言い伝えもあり
 チェコの人にとって鯉はとても縁起のよい魚なのですね)

調理するまでの間、水を張ったバスタブに鯉を泳がせておくそうで
おじいちゃんとのクリスマス』という絵本(チェコの伝統的なクリスマスが
描かれている素晴らしい絵本です)にもこのシーンが登場します。
きっと、この少年のように鯉に名前をつけて可愛がる子も
たくさんいたんだろうなあ。

樅の木を吊るしたバルコニー、キッチンでは鯉のかたちのクッキーを焼き
くるみのボートにロウソクを灯す、絵本にはチェコならではのクリスマスの風景が
丁寧に描かれており、ロウソクやリンゴやクッキーを飾った昔ながらの素朴なツリーも
とってもすてき。

























割ったくるみの殻にロウソクを灯し水に浮かべ、ボートの動きで
翌年の運勢をみるくるみ占い。絵本には登場しませんが、
半分に切ったリンゴの真ん中にきれいな星が出るかどうかで
翌年の運勢をみるリンゴ占い。




























今回、あまりにマイナーなのでWeb Shopには並べなかったのですが
世界のなまはげ好きとしては外せない悪魔(チェコ語でCeltiと呼ぶ)。
12月5日の夜、聖ニコラウスと天使とともにやってきて
悪い子には顔に炭を塗ってお仕置きをするという悪魔。
角と長い舌が不気味ですが、パン細工はずいぶんとぼけた表情です。
(我こそなまはげ好き!という方がいらっしゃれば、次回仕入れますー)






2012年12月19日水曜日

本日より発送いたします。

Web Shopにたくさんのご注文ありがとうございました。
パン細工オーナメントは早々に売り切れになったアイテムもあり
大変ご迷惑をおかけいたしました。
来年の秋頃か、クリスマス前にご紹介したいと考えておりますので
またどうぞよろしくお願いいたします。

ノースランドのほうも本日より順次発送してゆきますので、
到着までしばしお待ちくださいね。
クリスマスに間に合うようにキビキビがんばります。

ご注文いただきましたメールにはすべて返信をしているつもりですが(19日9時現在)
もし返信が届いていない方は恐れ入りますが、もう一度メールしていただけると助かります。
どうぞよろしくお願いいたします。

マンモススクールのブログで紹介していただきました。

マンモススクールのブログで『At Home Christmas』展の
紹介をしていただきました。


マンモススクールを運営しているニーハイメディア・ジャパンが
発行するキッズ誌『mammoth #24』 の
表紙と見開きのアートワークを担当させていただいて以来のご縁です。

ユニークな視点で学びをたのしむ『mammoth』の一ファンとしては
この上ない悦びです。

そうそう。
最近気がついたことなのですが
mammoth #24』のビデオクリップも作成されており、
ゆらゆらすてきな仕掛けが・・
いいなあ。子どもの頃、机の上でこんなことしてたのを思い出しました。

夢あふれるたのしいサイトなので、ぜひ覗いてみてください。





2012年12月17日月曜日

今夜21時より注文受付開始いたします。



























1年前よりご紹介できる日をずっとずっとたのしみにしていた
チェコのパン細工オーナメントたち。

玩具博物館ではじめてこの房耳リスを目にした時
ズッキューンと心を奪われ、「な、なんて愛らしいんだろう…!」と
はじめて目にする異国の見知らぬ文化にすっかり虜になってしまいました。
これは、10代のときに知ったタコノマクラや
20代のときに知ったサーミのトナカイブーツに次ぐ衝撃度でした。
(これを知ったのは30代、とっておきの出会いは10年に1度やってくる?)

その後縁あってチェコの作家さんと知り合うことができ、
作品を紹介してもらったり、パン細工がつくられるようになった由来などを
いろいろ教えてもらいました。
知れば知るほど興味ぶかく、自分だけでたのしむにはもったいない
素晴らしいフォークアート。
クリスマスを前に(かなりギリギリですが・・)皆さまにご紹介することができ
ほんとうに嬉しいです。

(チェコ語訳でお世話になりました池田さま、そして縁をつなげてくださった春日さま
に心より感謝いたします)


***


パン細工には人口的なものはいっさい使われておらず、
小麦粉、酢、水、そして植物の種子(目の部分)のみで作られています。
長期保存できるよう堅く焼きしめられているので
何年もたのしむことができるのが素晴らしいです。
(チェコの作家さんは10年前のものも飾っているそうです)

クリスマスの贈り物にはもちろん、
お誕生日やちょっとしたお土産にも喜ばれると思います。
















































他にも、クリスマスにぴったりなヴィンテージ絵本『もじゃもじゃペーター』や
デンマークのヴィンテージクリスマスシール(イヌイットの少女と森の動物たちにきゅんきゅん!)
も並びます。



今夜21時よりWeb Shopにて注文受付開始いたします。
ぜひ、ご覧ください。



2012年12月13日木曜日

いよいよ明日より。お待ちしております!
















































At Home Christmas展、明日11時より京都のKitさんにて始まります。

(今回は予算の都合でDMを用意できなくて、大変申し訳なく思っております〜
HPやTwitterでのお知らせのみになってしまいますが、何卒よろしくお願いいたします!)

わたしも明日、あさってと参上いたしますので、ぜひ声をかけてくださいね。
生木のクリスマスツリーにさまざまなオーナメントを吊るしてお待ちしております。
古き時代よりつづく伝統的なクリスマスを楽しんでいただければ嬉しいです。



2012年12月12日水曜日

ふーっ

























梱包と発送を終え、ひとまずほっとひと息。
そして嵐が去ったあとの部屋の片付けや次の作業の準備に取りかかっております。

あさってから久々の京都です。
Kitさんに行くのはこれが初めてなので、どんな展示になるのか
今からちょっとドキドキです。



Northlandの発送は、来週はじめくらいから順次取りかかる予定です。
長らくお待たせしており申し訳ございません〜

そしてそして。
お問いあわせもいただいております
とびっきりチャーミングなチェコのパン細工オーナメントは
17日(月)よりプレビュー、21時より注文受付を開始いたします。
クリスマスにぎりぎり間に合う感じでしょうか。
展覧会に行けないという方にもぜひ楽しんでいただければと思っています。

2012年12月4日火曜日

ロウソクを灯してみました。


































昔ながらのロウソクを灯したクリスマスツリーを再現してみました。
ロウソクは、松ぼっくりを模した古いキャンドルクリップを使って留めています。
砂糖菓子の変わりにリスやウサギのパン細工、そして古いガラスのオーナメント、
姫りんごと松ぼっくりも吊るしています。

樅の木のみどりや、色とりどりのオーナメントを隅々まで見てたのしめる
昼間のツリーも素敵ですが、
星の瞬きのように揺らめくロウソクの炎は格別です。







このカードに描かれているような古典的なクリスマスツリーに惹かれます。
消印は、1939年。ドイツのクリスマスカードです。
卓上タイプのちいさな樅の木には、まばゆいばかりのロウソクが灯されています。
星と色紙でしょうか、飾り付けはとてもシンプル。
足もとにはささやかな贈り物が。
当時どんな飾り付けをしていたのか、古いクリスマスカードを
いろいろ見てみるのもおもしろそうです。


2012年12月3日月曜日

本物の樅の木で。

























今年は、念願だった本物の樅の木のクリスマスツリーを飾りました。
針葉樹独特のすうっと爽快感あふれるいい匂いが部屋中に漂って
じつに気持ちがいいです。

あたたかい部屋では葉がぽろぽろ落ちて10日くらいしかもたないそうなので
ぎりぎりまで水に浸けながら外で管理しています。
手間はかかるけれど、この生の美しさをいちど味わったら
もうフェイクのツリーには戻れないという感じです。

そして、去年から虜になっているチェコのパン細工オーナメントや
古いガラスのオーナメントで飾りつけしてみました。
(展覧会でもこれを再現したいと思っていますのでお楽しみに!)

想像した通り、いやそれよりはるかに超えた美しさに言葉も出ず。
ああ、なんて可愛いのでしょう。
寝ているあいだに森の動物たちがひょっこり動き出しそう。
大人もわくわくするのだから、これはもう子どもにはたまらないツリーです。

ツリーを飾るといえば、
クリスマスツリー発祥のドイツでは、24日の午後に大人がツリーの飾りつけをし
子どもは夜になるまで別の部屋で待たされていたのだそうです。
(日本ではこんな習慣はないので、ちょっとふしぎな感じ。
でも、何事も楽しい展開を今か今かと待っているときが
一番シアワセな時だろうし、躾の意味もかねてそうしたのかなあ)
もしその時代に自分が生まれていたとしたら、、、
もういいよと声がかかるまで大人しく待っていられただろうかとか
ちょっと考えてみたりして。
でも、子ども時代のたのしい思い出としてしっかり刻まれるんだろうなあ。


生命力あふれる生の木と人の手で丁寧につくられたクリスマス飾りは
幸福への希求、作物豊饒の祈願、敬虔な気持ちなど
クリスマス本来の姿を静かに感じさせてくれるもので、ふしぎな力があります。