2013年3月19日火曜日

『CHILDREN OF THE NORTHLIGHTS』


























『CHILDREN OF THE NORTHLIGHTS』 Ingri & Edger Parin D′Aulaire  1945年


イングリ・ドーレアとエドガー・パーリン・ドーレア(夫婦)によって描かれた
珠玉の絵本。

オーロラの光のもとで自然と戯れ、家の仕事を手伝い、たくさんのことを学んでいく
ノルウェーサーミの兄ラッセと妹リセの眼差しがとても美しく印象的。


(ノルウェーのトナカイサーミの暮らしを丁寧に描いた『ゆきとトナカイのうた
著:ボディル・ハグブリンク というすばらしい絵本がありますが
こちらは素朴なタッチでより詩情豊かに描かれています)

この本はしばらく絶版でしたが、今は新しい本も手に入るようです。

ぴかぴかの本より、傷も書き込みもあるような古い本が好みなので
わざわざ古い本を探して買いました。

古本の児童書は子供らに何度も読まれ、時々乱暴に扱われながら角が取れ
色あせてゆき、「いい感じに育って」いることが多いので、とくに魅力的です。



The d'Aulaire children's books|Facebook














































































































































































2013年3月17日日曜日

『ELEPHANT HOUSE』





























エドワード・ゴーリーが晩年愛猫とともに隠棲していた築200年の古い屋敷。
彼はエレファントハウスと呼んでいたそう。

2000年4月に逝去してから一週間後に撮影された象ハウス。


几帳面にうずたかく積まれた本やボロボロのぬいぐるみ、
ポーチやキッチンに無造作に並べられた無数の石ころ、
窓辺にずらりと並べられた薬ケースに青い壜…


狷介孤高、そして蒐集家であるひとの家はやはり興味深いなあ。
モノを並べる行為が好きなひとは思わず反応しちゃいます。


飼い主の温もりを感じ取るかのように静かにうずくまる猫たちの姿も数枚。
幸せな余生を送っていることをただただ願うばかり。






















































































































THE EDWARD GOREY HOUSE  http://www.edwardgoreyhouse.org