2012年11月24日土曜日

ガチョウの羽のクリスマスツリー。































約100年前に作られたアンティークのミニクリスマスツリーです。
ドイツ製で、なんと素材はガチョウの羽でできています。
見た目には鳥の羽だとは全然わかりません。
さわるとパリッとハリがある感じ。
(ガチョウの羽根を使っているバドミントンのシャトルに
確かに感触は似ているような)
枝の中心にはワイヤーが通っていて自由に角度を変えることができます。
細いロウソクやガラス球も当時のものと思われます。

鉢が小さいため、ちょっと触れるとすぐに倒れてしまう華奢なツリーですが
今のものにはない素朴で美しいデザインがすごく気に入ってます。


*ミニツリーは当時ドールハウスにいれたり、ショーウィンドウに飾られたり
戦地の兵士に送られたりしたそうです


































生の樅の木にロウソクを灯す前に、
このガジョウの羽のツリーにもつけてみることにしました。
もともとついているロウソクに火をつけるのはなんだかもったいないので
例の和蠟燭をつけてみることに。
ロウソク留めと枝のバランスが少々あっていませんが、、
なんと美しいことでしょう。
小さな色とりどりのガラス球に反射したロウソクのゆらめく輝き。
心にもぽっと火が灯る思いです。

ずっと眺めていたいところですが、
和蠟燭の芯は太く思ったより炎が大きいので、ガチョウの羽に燃えうつったり
倒れたりしたらちょっとこわい。
もともとついている枝の先端についているロウソクだと炎も小さくてよさそうです。

ロウソクを使っている時代には
クリスマスツリーの火事はよくあったそうで
ツリーの見張り番(富裕層の家庭だけ?)なるものも存在したのだとか。