来月の14日からKitさんで始まる『At Home Christmas展』、あれこれ準備中です。
家の中で愉しむ伝統的なクリスマスをテーマに手編みのニット小物や、標本函、
ドングリやリスモチーフのもの、さまざまな国のオーナメントなどが並びます。
もうどれも好きなものばかりで、今からとってもワクワクしております!
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クリスマスは本来キリストの誕生を祝うお祭りではありますが、
古代ヨーロッパの民族的なお祭り(冬至祭や収穫祭など)と融合され
それぞれの地で発展していきました。
クリスマスツリーは冬至の魔除けとして常緑樹を飾っていた習慣がもとになっており
ツリーにぶら下げていたものはリンゴや砂糖菓子やパンなど食べ物だったそうです。
麦わらや木の実のオーナメントは、冬枯れの季節に太陽の復活を願い、
新しい年の豊作や家族の幸せを願う気持ちが反映されています。
正直いうと、
クリスマスってなんともいえない暖かな気持ちになる素敵なものだけれど、
キリスト教でもないひとがクリスマスを祝うことへの違和感みたいなものが
ずっとありました。
しかし、幼い頃からなんとなく目にしていたモチーフのひとつひとつに
全て意味があること、自然を敬う気持ちや冬の習俗が根底にあることを知り、
それまでの小さなモヤモヤがぱーっと消え去りました。
クリスマスは感謝と願いの季節。
そう考えたらよりクリスマスがより輝いて見えてきます。
あたたかな手仕事を感じるもの、
古い時代に作られた異国のかわいらしいクリスマス飾りを
大切な人への贈り物に、ぜひ探しにきてくださいね。
展覧会に並ぶものはこれから少しずつこちらで紹介してゆきます。