川西のNOMAで開催中の
『NO CAT NO LIFE おとなの猫まつり』展におじゃましてきました。
映像作家の能勢ノブユキさんとニット作家の能勢マユミさんご夫婦の
ギャラリー兼アトリエであるNOMAさんははっと目を引く青の扉が印象的。
さまざまな企画展、編み物教室が開催されています。
ご自分たちで改装したという古い建物は、レトロなタイル、急な階段、
木の味わいがとてもいい雰囲気です。
今回やっと訪問できたNOMAさん。
マユミさんと初めてお会いしたのはたしか大阪のソーイングギャラリーでした。
(かれこれ10年前、、、!)
お仕事の話はもちろん、日々の事、猫の話とか
(当時は猫と暮らしたことがなかったのでマユミ先輩にいろいろ猫エピソードを教えてもらっていた)
いろいろお喋りしたことがほんの数年前のことのようにも思えてなんだか不思議です。
ギャラリーは前々からいちどおじゃましたいと思っていたので
今回は本当に嬉しかったなあ。
しかも、猫展にもお声をかけていただいて。
わたしはヒゲ猫標本函(今お気に入りのシリーズなのです)をつくりました。
初日にお買い上げくださったお客さまありがとうございました。
猫の気配が感じられるさまざまなジャンルのアート、すごく良かったです。
作られたエピソードもとても興味深く、写真ではなかなか伺えない質感、リアルさは
ギャラリーならでは。
猫の爪で描いたドローイング、猫用ブラシのパーツを用いたユーモア溢れるアート、
今は亡き猫をテーマにした作品があるのもすごくいいなあと。
それぞれのかたち、イメージ、記憶で表現された猫愛、ひとつひとつの愛おしさが
じんわりと。
ああ、こんなにも脳内を浸食されている、猫に支配されているひとたち・・!
2階のワークスペースには猫図書室が設けられており、
じっくり見たかったのですが、お客さまが多くて残念ながら近づけず。
気になる本がたくさんあったので、これだけ心残りでした。
(マユミさんまた見せてくださいね)
おとなの猫まつりナイト(参加作家の秘蔵猫写真のスライドショー)も
大いに盛り上がりました。
マユミさんノブユキさんご夫婦がほんとたのしくって終始笑いが絶えず和やかムード。
そして、猫好きは、よその猫も野良猫も可愛いくってしかたないんだなあーって
改めて思いました。
(犬写真集より猫写真集が売れる!というのはそういうことですよね)
ほんの一部をご紹介。
やられました、ダンディーヒゲ猫。
理想の眠り・・・!
題して「オレの歌を聴け」。
能勢家のにゃあ君、ドカっと座った足の開き具合、このうつろな目。最高です。
額装して飾りたいです。
うちの家族nezuminekoも参加してました。尾道猫シリーズ。
ヘビ猫のフグさんも。
楳図風(ホーッホッホと不気味笑いしそうでしょ)で気に入ってます。
ありそうでなかった、ハマ・ノ・テ・laboさんの人間用カリカリ。
あの美味しそうなカリカリ音がたのしめます。
猫好きの友人の分も。
最後に、こちらはギャラリーでずっと流れていたにゃあ君の映像です。
何気ない日常のひとコマなのですが、中でも掃除機に吸われても平然としてる様子が可笑しくって。
ほんと、微動だにしないんですよね。かわいい・・・
今回のDMのモデルでもあるにゃあ君。
今までにたくさんの猫と暮らしてきたマユミさんですが、
NOMAの誕生にはにゃあ君との暮らしがあったからこそというくらい
特別な存在の猫さんだったそうです。
自分は猫とお別れしたことがまだないのですが
想像しただけで涙が止まりません。
深い悲しみは時間をかけて少しずつ癒されていくのだろうけれど
それを乗り越えてきたひとたちにたくさん話を聴きたいなあと
改めて思った今回の展覧会でした。
あー、猫の毛に思いっきり顔埋めようっと。