2013年6月23日日曜日

ロヴィカミトンのワークショップ。






























夏至を迎え本格的な夏の到来を待ちわびる6月、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今日は季節を飛び越え、秋のワークショップのお知らせです!

9月14日(土)札幌のpresseさんというお店で、ロヴィカミトンのワークショップを開催いたします。

募集ページはコチラです。


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刺繍とタッセル、そしてロービングヤーンの厚い編み地が特徴的なこのロヴィカミトンは
およそ120年前にスウェーデンの北極圏 lovikkaという小さな村で生まれました。

家計のため村のためにミトンを編んでいたエリカ・アイタマー(Erika Ai-ttamaa) という女性が考案したもので、
洗いをかけたあとブラシ(カーダー)で起毛させるという、ちょっと変わったミトンです。

このロヴィカミトン、依頼がありはじめに作ったものはとても固く、気に入られなかったのだそう。
その後、何度も水に通し、ブラシをかけ
試行錯誤の末、要望通りの柔らかいミトンを仕上げていったという誕生秘話が残されています。

冬が長く厳しい寒さのラップランド。
冬の戸外で仕事をするのに耐えられる厚さとあたたかさ(手首部分は2重になっている)
そして作業しやすい柔らかいミトンは
森の中で働く男たちにもとても気に入られ、多くの人に使われるようになったそうです。

その後、手首部分に刺繍をほどこし、ストーブの上で乾かす時にハンギングできるよう
タッセルをつけ今のかたちになったのだそうです。
まさに機能美・・!

ラップランドといえば、昔からサーミの人びとが暮らしてきた土地、
(ラップランドとはサーミの大地という意)
刺繍やタッセルの色使い(サーミのシンボルカラーは赤、青、黄、緑)デザインなどは
サーミの民族衣装から大きく影響を受けているようです。


男女問わず使える北国のミトン、ぜひpresseさんのお店で一緒に作りませんか?
(新店舗になってから初めて伺います!たのしみ〜)
毛糸はグレーとホワイト2色からお選びいただけます。
編み物のワークショップは今度で2度目、至らぬ点も多々あるかと思いますが
なにとぞよろしくお願いいたします・・!

当日はトナカイブーツの試着や、秘蔵?北方民族コレクションもお持ちしますので
皆さんでたのしく過ごしましょう〜〜

































ロヴィカミトン、切手にもなっているんです。
さすがスウェーデン、デザインが秀逸!
(前に月兎社さんからいただきました〜)